ティナステリン


Even small things make me happy!
by tinasterin
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南部旅行へ

 エチオピアには約80もの民族がいて、各々の伝統を保ちながら共存しているユニークな一面がある。南部のオモ川流域は世界遺産のひとつともなっていて、観光者も多い。
日本のテレビでも放映された事もあるかと思うが、下唇を切ってお皿をはめ込んでいるあの民族(ムルシ族)がいることでも有名である場所である。私達も色々な民族と出会う為にランドクルーザ―を貸し切って、南部へ1週間の旅に出た。
 南部はアジスと違って標高が低い為、暑いしマラリア汚染地域のため蚊やハエなどが多いだろうと懸念していたが虫はそれほどでもなかった。色んな民族に出会うための旅。
実際は出会ったというよりもお金を払って民族の地域に入り、またまたお金を払って民家に行かせてもらい、更に個人の写真を取らせてもらって1枚2ブルの料金を払って帰るだけ・・・の旅といった方が正確であった。民族にとっても、毎日の様によさげなカメラを抱えている外国人に見に来られていたら、嫌になるだろうな~って観光客の私でさえ思ってしまった。。。
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          ムルシ族の少女達

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          ムルシ族のおばちゃん

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       ハマル族の年齢不詳のおばあちゃん

 実際の少数民族の生活は、観光客が訪ねてくる為か堕落してしまっていた。観光客に写真を取れるだけ取らせて、金をせびってそのお金で生活をしているといった感じであった。。。
民族によっては、午前中は観光客相手の商売(写真を撮れ取れとアピール)午後はそのお金でアルコールを購入してその日を暮らす堕落した生活に陥っている民族もあるらしい。だから、民族に会いに行くなら、午前中がいいらしい(笑)。写真を撮りたい場合は、大勢いる民族の女性達から撮りたい人を選ばなければならない。なんかまるでどこかで男性が女性を買うような状況。。。(観光客が来れば民族が囲み、睨みつけて私を選べと迫られるような状況で、しかも民族の表情には笑顔は皆無・・・)最初に訪れた民族はムルシ族(お皿の民族)であったが、この民族は一番押しが強く、笑顔ひとつ無く攻撃的な姿勢で集団で囲み、正直かなり怖かった。ガイドさんたちも、「カメラを撮られるな!ムルシに気をつけろ!」等と注意喚起を与えてくれたくらいだから、過去に何か問題もあったのだろうと想像できた。。。「早くここから抜け出したい・・・」とさえ思い、なんか私のイメージしていた民族との出会いとは少し違った旅となった。

マーケットには、色々な民族が集まってきていた。普通に買い物をしている姿を見ていると、「彼らも普通に生活をしているんだな~」、「そんな生活風景を観光客に写真で取り捲られる心境というものはどんなものなんだろう・・・」って自分がしていることが悪いことの様に思えた。
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               バンナ族の男性
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               民族の売り物

全般的な感想として、女性は攻撃的にアプローチしてきて、「写真を撮れ」、撮った後は「もっと金をくれ、これだけでは足りない!」と精力的にお金稼ぎをしている様にみえたが、ほとんどの民族の男性は下半身に布を巻きつけぼーっと立っていたり、座っていたりしているだけの状況がほとんどだった。エチオピアの田舎では、まだまだ男尊女卑が根強く残っているジェンダー的な問題があり、女性にとっては過酷な状況を見た。母親の女性は子供を常に抱えていて、2人分(自分の撮影代金と赤ちゃんの撮影代金)を徴収してきて、ほんとうに生きていく逞しさが強いと感じずにはいれなかった。


南部の子供達はとても愛嬌があって明るい印象を受けた。ランドクルーザーに乗って道路を走っている私達を道路の真ん中で待ちぶせし、ダンスを披露し、その後すごいスピードで車を追いかけお金を請求する子供達。体にペイントをし、木で作った高い竹馬に乗り、観光客の車を止め、写真を撮らせお金をせびる子供達。道の悪い場所周辺で車が低速するのを待ち伏せし、そこで手作りの人形等を売りつけようとしてくる賢い子供達。道端で逆立ちをして、その後「マニーマニー」とすごいスピードで車より先に走り出し、加速をつけ走りまさに動物と一緒に過ごしてきた野生のたくましさを感じさせる子供達など色々な様子が見れた。
にも思えてきた。
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             バンナ族の子供達
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             物を売りつけようと寄ってくる子供達

 南部への旅行は道も舗装されていない道路を通る為、一般のバス等は運行していない所が多い。このような状況から私達もランドクルーザーを1週間貸し切って行動したが、今回の旅はひたすら車に乗って、民族を見学するだけの旅であった。こんな風にしないと、南部の民族は見ることが出来ない為、多くの現地人であるエチオピオア人にとっては気軽に見に行くことが出来ず、結局お金持ちの観光客のみがこの民家に訪れ続け、金を払い、結局彼らの生活を堕落させ、子供達も外国人の観光客を見れば「マニー、マニー」と車を追いかけ走り続けるような日々の生活になってしまったんだろう・・・と想像する。
それしにして、観光客が車からお金を投げたりして、子供達にお金を渡しているのだろうか?もしそんな事実があれば、一度そのような経験をした子供は今後もお金をもらう為、走り続けることはやめないだろう。。。エチオピアに住んでいてよく思うことのひとつは、旅人である外国人は、何の理由もなくお金をせびってくる子供達にお金を渡すことは絶対に良くないことだと思うことだ。お金はそんな簡単にはもらえない。金が欲しければ、やっぱり靴磨きでも、ティッシュ売りでも何でもいいから働かなくてはならないということをきちんと教えないといけないと思う。「情けは人の為にならず」この言葉は、エチオピアに来て、身に染みて分かった言葉だ。

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               癒されたかわいい子供達
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by tinasterin | 2008-02-12 02:43 | Trip 
<< 残り、活動3ヶ月。 2008年突入のようですね。 >>


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