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ティナステリン


Even small things make me happy!
by tinasterin
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理想と現実のギャップ。

 来週からようやく新学期が始まろうとしている。新入生らしき生徒達が、レジストレーションをしている。その後、入学試験のようなものを受け、パスしたもののみが、入学することができるようだ。この手順を今からまだ踏まないといけない・・・ということは、まだまだ、本格的な授業の開始までは時間が要するだろう・・・と思う。(今までの経験上) 

 この国ではエリート中のエリートしか、自分の進みたい将来を自分で選ぶことができない。高校卒業時に、国家統一テストを一斉に受け、この結果次第で、それぞれの進む学校を振り分けられる。「体育」は、もちろん重要視されていないので、運動能力等を問うような体力テスト等さえもなしで、筆記試験のみをパスしてきた者が、進学してくるシステムになっている。
 今日、同僚の先生と話していて、このことに関して、とても嘆いていた。運動能力テストさえもしない為、ふたを開けてみると、「運動のセンスが全くない人」や、「今まで運動といった運動をしてきた経験のない人」も中にはおり、彼らも先生達も苦しむということが多々あるらしい・・・。                          
 結局、在学中の3年、4年の間に、現実の厳しさに気付かされ(エチオピアの大学は厳しい)、卒業できない者や、卒業後にコースを変更し、またやり直す人達が多いらしい。なぜ、入学選抜時に「運動能力・体力テスト」をしないのだろうか?その問いに、その同僚は、「教育省は体育教育をとても軽視している為、現場の声など聞こうとしないから・・・」と答えていた。

 彼は、今、この学校でレジストレーションをしている生徒達に、「自分で体育を選択して入学しようとしているのか?」「体育の教師になりたいと思っているのか?」聞いてみたら?と言っていた。
一度、聞いてみるかアンケートか何かを取ってみたいと思う。先月まで行われていた夏の集中コースの現役の先生向けの授業時に、「運動センス」が全くないような人もいた意味が、ようやく分かった。。。これでは、この国の教育は、一向によくならないと思うし、なぜ??と思うことが本当によくある。。。

 エチオピアは、表向き、民主主義国家だと言われてはいるが、実際は、全然違う。国民性や伝統にはとても誇りを持っているが、今の政府に対しての不満は、皆すごいものがあるようだ。。。公言すると、えらいことになる・・・といったどこかの国と同じような事があるという状況がこの国にもある。。。
今、すごく世界の状況が動いているので、早く「CNN」を見れるようになって、状況に追いつかなきゃ。。。
ちなみに、大家さんが出張から帰国した、2日後に、トイレの問題はようやく解決しました。 
# by tinasterin | 2006-10-19 20:13 | Daily

いつも行く市場。

家から徒歩5分も歩けば、何でも売っている場所がある。

果物はいっぱい、しかも安い。There are plenty of fruit and cheap!
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路上での野菜売り(私の行きつけ)the place I often go to buy vesitables.
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トマト売り場 The place selling a lot of fresh tomatos.
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だいだいの値段は、1/2kgで1ブル(14円)。安い!! 
# by tinasterin | 2006-10-16 17:53 | Daily

こんな生活でいいの?

 新学期まで、まだ休みだ。毎日やっぱりダラダラしている。これが、協力隊の実態??先週はオランダから講師が来て、「Sport for all」というテーマでセミナーがあった。毎年、私の職場との交流があり、今年も例年のように生徒達が4ヶ月間、エチオピアに滞在するらしい。ここの職場の環境は、エチオピア全土から集まってくる先生や、生徒達、海外からのボランティアを含め、多くの人と会える環境だという点は、有り難い。
 
 ようやく、待ちに待っていた生活費が支給され、懐にも余裕が出来たので、ついに、TVを購入した。超節約の生活から、急に気が大きくなっているのかもしれないが、TVがないと情報がないので、2年間滞在する予定なので、購入することにした。大家さんの家には、衛星放送のアンテナがあるので、CNN等が見れることになると思う。ちなみにエチオピアの国営放送は2チャンネルしかありません。それも、ほとんんどがアムハラ語・・・。

 大家さんのドイツ出張からの帰国が伸びて伸びて、ついに帰ってきた。ひたすら待ち続ける日々だった。これで、トイレの水も流れるようになり?、電話線もつないでくれ、途中で止まっていた家の工事もまた始まるかな? もう彼に期待するしかない!!!
 
 今の時間を使って、現場の学校を見に行くようにしているが、ほとんどの学校には運動が出来るスペースもなく、「体育」の授業は理論のみで、実践はやられていない所がほとんどのようだ・・・。大学での「理想」と現場での「現実」のギャップがやはりすごい。。。
  
 暇さえあれば、近所をぶらついている。今日、家の近くのレンタルショップのお店に入ってみた。DVDとDCVがいっぱい置いてあり、「暇な時、来よう!」って思いながら種類を見ていた。帰り際に質問した。「何日間借りれるの?」って。店員は、驚いた様子で、「そんなこと聞くのは、君が初めてだ」って言い、「見た後に返してくれたらいいよ」って。それは分かってはいるが・・・。日本人として、当たり前の質問は、彼らには当たり前ではなく、驚きであったようだ。。。
# by tinasterin | 2006-10-16 17:36 | Daily

Beautiful sky in Nazaret.

 アジスの気候、日中は暑いが、朝と夕方は涼しく、夜はとても寒い。ナザレットは、朝、夕方は涼しくて快適、日中はとてつもなく暑い。。。晩も寒くなく、適度な気温。アジスでは毎晩寒いのが嫌だったが、日中のナザレットの気候を知った後の今は、アジスの快適な気候に感謝している。皆がアジスに集まってくる理由のひとつが、この気候の良さのようだ。
 ただ、アジスは空気がよくない。車の排気ガスが原因だと思う。ナザレットはアジスと違い、空気がよいからか、空が青々としていて毎日とても美しかった。高いビルもないので、空がさらに近く感じた。イスラム教の人は月の形で「断食」の時期を判断するらしいが、夜空は月と星がくっきりはっきり見え、きれいだった。暗くなると、昼間断食をしていたイスラム教の人々が路上にご飯を食べに、集団で歩いて集まってくるのが異様な雰囲気を醸し出していた。。。
 
美しい空の写真をEnjoy! Enjoy the pictures of the sky in Nazaret.
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Beautiful sky in Nazaret._f0051190_22391890.jpg

昼間 バスの中から The pictures I took from the bus going to Nazaret.
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馬車に乗りながら The pictures I took while enjoying riding a hose car.   
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ナザレットの夕方 In the evening in Nazaret.
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ナザレットの朝 In the morning in Nazaret.
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帰りのバスからの夕方の景色 In the evening when going back to Addis ababa from Nazaret.  

長かった雨季(約3ヶ月間)がようやく終わり、これからは乾季に入る。そういえば、最近、急に雨が降らなくなったなあ。。。
# by tinasterin | 2006-10-04 22:56 | Daily

Work shop trip in Nazaret

 Work shopの2日前にアジスから南部に2時間程下った所、ナザレットという町で2泊3日のWork shopがあることを聞き、私は、詳細を聞きもせず、参加することにした。今は、学校は休みだし、することも特にないし、費用は職場負担だと聞いたので、皆との交流を深めようという気持ちで参加した。
 職員のほぼ全員が参加すると聞いていたので、私はてっきり皆、同じホテルに泊まるのだろう・・・って思い込んでいた。日本から持ってきたトランプをこっそりと鞄に入れたりなんかしていた・・・。が、ホテルは着いてから各自で探すという事を知り、ビックリ!皆が一緒にホテルに泊まるなんて事は一度もしたことがないらしい・・・。ちなみに、100人以上の人が参加したので、もちろん近くのホテルは満室で、最終、私はいつもお世話をしてくれている上司の姉の家に上司と一緒にお邪魔させてもらうという事になった・・・。向こうも突然の訪問、それも日本人も一緒に・・・という事で驚いていたが、皆すごく優しく歓迎してくれた。その上司はなんと9人兄弟で、姉が7人、そのうち3人がナザレットに住んでいる。上司と一緒に3人の家、全てを訪問するはめとなった・・・。土壁の小さな家から大きな家まで全てにお邪魔し、全ての家でインジェラをご馳走になった・・・。どの家に言っても、「食べろ、食べろ」って大変だった。。。
 ナザレットは日中、とても暑く(標高約2000m)、アジスの気候の良さの有り難さを切に感じた旅になった。でも、アジスよりは空がとっても澄んでいた。

Work shopでは、エチオピア人の国民性を色々な面で見ることが出来、勉強になった。テーマは、「Including the excluded is meeting diversity in Education」 「全ての学校に障害者も入れ、普通に授業ができるような環境にする」という内容だった。すごく討論しているので、てっきりこれに対して、エチオピアの方針を考える会なのかと思って聞いていたが、実は、賛成しようがしまいが、次の2、3週間後から始まる新学期から導入される新しい学部で、すぐにスタートすると決まっているものだと知り、またまた驚き。。。 本当にエチオピアの教育は想像以上に大変そうです。。。

お世話になった上司は、海外経験が豊富な人なので、エチオピア人の良い面、悪い面をとても客観的に見ていて、きちんと自分達の国民性を分かっている人なので、話すのが面白いし、よく学べます。 彼もエチオピア人は難しい・・・とかなり困っているようです。。。あと「何故ナザレットでWork shopを開いているの?」とふと聞くと、「アジスですれば、今は休みなので、それぞれが自分の用事をして皆が集まらないし、途中で抜け出す人がいるから・・・、ナザレットなら宿泊させ、アジスには戻れないから・・・」という答えがすぐに返ってきて、またまた驚いた。。。

ナザレットでは、馬車と車と荷物運びのロバとヤギが道路を一緒に通行していた・・・。アジスには道路には牛やロバや羊は普通にいるが、馬車はない。ちなみに、上司の姉の家には馬車に乗って行きました(笑)。
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 ある日本人が、[エチオピアのアジス以外は、縄文時代の生活をいまだにしている」と言っていた。あるアメリカ人は、電話の相手から「帰りが何時になる?」と聞かれ、勢いのある声で「そんなの、道路にいるロバの数次第だ!」って普通に答えていた。

今回の旅のオチは、泊まった家には、シャワーさえなかったということ。結局この2日間は、シャワーさえ浴びれなかった・・・。きれいな家だったが、水に関しては、またまた困った・・・。
でも、「2日間ぐらいいいかっ!」と平気になってきている自分がいる。。。
# by tinasterin | 2006-10-02 15:54 | Daily