ティナステリン


Even small things make me happy!
by tinasterin
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宗教的イベント「マスカル」

 エチオピアには独自のいくつかのお祭りがあるが、その中でも9月27日の「マスカル祭」は大きなお祭りである。その時期にはマスカルの黄色いかれんな花は野に山に咲き乱れる。雨期と乾季のみがあるエチオピアでは、ほぼ一年中同じ気候なのに、この頃には3ヶ月の雨期にようやく終わりを告げ、マスカルの花が自然にぱっと咲いてくる。マスカルはエチオピアの国花とされているかわいい花だ。
 
 マスカル祭前日には、アジスではマスカル広場という場所に大勢の人が集まり、円錐形のたきぎの塔が高くそびえ、その上にマスカルの花が添えられ燃やすという行事がある。民衆はその塔を囲み、独特の身振りで踊りながら祈祷を捧げる。人々は白装束(白い衣装を身にまとい、上から白いガーゼのような布を巻きつけるエチオピアの正装)を身につけ、エチオピア正教の信者達が集合し祈祷する。
 
 エチオピアのアムハラ語でマスカルとは「十字架」という意味だ。どうやら9月の下旬頃にキリストが張付けにされた十字架を見つけた?とエチオピア正教ではいわれているらしい。このエチオピア正教は、キリスト教とも少し違い、聖書とは別に独自の経典を何章かほど付け加えているらしく、キリスト教からは破門とされているらしいが・・・。

 エチオピアではこのエチオピア正教とイスラム教が宗教としている人が人口の大半を占める。イスラム教徒は、現在断食期間の為、敬虔な信者は起床時から夕方6時まで何も食べずに断食をしている。そのような規制というものが全くなく生活している私には、どのようにして彼らが生活をしているのか想像も理解もできない。この断食期間には集中力の散漫が問題で交通事故が増ええているという事実もあるらしい。エチオピア正教徒にも断食期間はあり、1週間では水曜日と金曜日の2回、肉、卵、ミルク等の動物性たんぱく質を含むものの飲食は禁止されている。イースターの前では約2ヶ月間、人々はこのような断食に励んでいる。
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       エチオピアの国花 「マスカル」
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by tinasterin | 2007-09-30 17:58 | Daily

タンザニア旅行

8月15日~約2週間エチオピアへ赴任後初のエチオピア以外のアフリカの国「タンザニア」へ旅行した。私達協力隊の身分では、2年間の赴任の間、20日間のみ任国外旅行に出かけることが出来る。旅行できる国は決まっていて、私達が渡航できる国はアフリカの「マラウイ」と「ザンビア」と「タンザニア」のみだ。 私は海がありと自然と動物が豊富な国「タンザニア」を選んだ。

タンザニア旅行のメインイベントは、インド洋「ザンジバル」で美しい海を満喫することと、サファリツアーに参加し、自然と動物との融合世界を存分に堪能すること。

ザンジバルの海は今までに見たことのないくらいほどの透明度で感動した。本当にアフリカにいるのだろうか?と何度も錯覚に陥るほどの美しい場所である。
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3泊4日のサファリツアーに参加した。有名所の「セレンゲティ」「ンゴロンゴロ」「タランギーレ」を3泊4日かけてサファリカーで周るツアーだ。2泊はキャンプで、1泊はロッジに泊まった。サファリの大御所であるだけに、数多くの動物と遭遇でき超満喫し、すばらしく感動した旅となった。
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            バオバブの木
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 これもすべて計画し、交渉してくれたタンザニアで隊員として働いている同期隊員のおかげだ。彼女は現地語「スワヒリ語」もペラペラで、ほぼこのスワヒリ語で会話できるほどまでにもこの1年間の中で成長していた。
        なにがこんなに自分と違うのだろうか?
私のアムハラ語(エチオピア語)は、いまだに挨拶と少しの値段交渉時くらいしか使えないし、分からないレベルだというのに・・・。
 彼女は地方で生活し、毎日現地語なしでは生きていけない状況だからと言っていたが、それにしてもかなり苦労して頑張っているのがひしひしと感じられ、励まされた。


2週間、タンザニアでの生活を満喫し、帰国寸前2日前に事件がおきた。
詳しいことは長くなるし、思い出したくもないくらいショックな出来事であった為、省略したい。

簡単に書くと、日曜日の人気の少ないダルエスサラーム市内を歩行中、突然私の後ろから私のポシェットを狙っていた犯人が、私のポシェットの下から姿を現し、すごい勢いで私の首からたすきがけにかけていたポシェットを力で引きちぎって逃亡した。

こんな悲惨な事実が一瞬の間に起こった。私のポシェットの中には、パスポート、貴重品等の多くの大切なものが入っていた。

犯行後、即座に犯人を追いかけたが、犯人は数人いて共犯者によって威嚇され怖い思いをした。周囲にいたタクシーの運転手からも、「危ない連中だから追いかけるな!」と言われたが、パスポートが入っていた為、追いかけないわけにもいかないと思い助けを求めたが、無念に終わった。

結局、いろんな人に迷惑をかける形で私の旅は終わった。その事件後1週間、公用パスポート再発行の為、タンザニアから出れず、隊員のドミトリーに1週間お邪魔する形になった。精神的にかなり落ち込み、疲れた。

 嘆いていても何も解決しないと気持ちを切り換えようと努力し、タンザニアでしか出来ない過ごし方をしよう!とティンガティンガの絵(タンザニアで有名な動物の独特な絵)を見学に行ったり、海辺まで行き、すごくきれいな海辺をの~んびりと見たりして孤独に過ごした。

初めてエチオピア以外のアフリカの国を見たが、エチオピアの遅れは7年なんてもんじゃないと再認識した。食べ物も美味しく、自然もすばらしく観光地化され、外国人の観光者に対する現地人の態度もエチオピアほど悪くない。でも、治安の面に関しては、エチオピアの方が断然いい。今回、事件に巻き込まれ、咄嗟に犯人を追いかけてしまったけれど、エチオピアに住んでいるからこんな行動をとったようだ。アフリカで犯罪に巻き込まれた場合は、命以外なら速やかに提供するのが鉄則だと領事さんからもご指摘を受けた。生きてて良かったと今本当に思う。

 無事パスポートの再発行を終え、予定より1週間後にエチオピアへ帰国した。エチオピアでは今年は西暦2000年のミレニアムの年。例年以上に盛大にお祝いされているようだが、私は今年はおとなしくしておきたい。 


何事にも巻き込まれませんよ~に!と強く願う。
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by tinasterin | 2007-09-16 21:35 | Trip 

北部旅行

北部旅行へ
長期休業中を利用し、北部へ旅行した。任国外旅行(タンザニアへ)を控えている為、節約バス旅行。ローカルバスを利用しての旅の私の一番の恐怖はノミ、ダニだ。座席に潜んでいるものはともかく、エチオピアでは皆が「ガビ」という大きな布を体に巻きつけて、行動する為、そのガビを振り回す度にバスの中でノミが飛ぶ。この国での生活ではそんな事は言っても仕方がないので、責めての抵抗「虫除け」を身に振りまき、準備は一応万全。雨季の為、状況は悲惨になるだろうと覚悟を決め、バス旅行でしか体感できないものもあるはず!と前向きな気持ちも持ち合わせながら、出発した。
 まずは、早朝アジスのバスターナルへバスの確保の為向かう。早朝6:00に到着したが、辺りはすでに人で溢れている。エチオピアの人々は朝早起きが多い(宗教上の理由から早朝から教会やモスクへ行く人も多いし、早朝から教会やモスクから音楽がよく聞こえてくるのが近所の家の人には迷惑であるが・・・)
 早朝にバスターミナルに着き、バスを確保したにも関わらず、一向に肝心のバスが現れず、2時間ほどアジスで立ち往生し、最初から不吉な予感。。。
バスに揺られて約11時間後、最初の宿泊予定先のデッセに予定より3時間遅く到着。
結局夜遅く到着した為、その町の様子でさえも分からないまま、次の日の早朝4時半起床、次の目的地に向けてまたもやバスターミナルへ。しかし、その日はなんと、私達の目的地「ラリベラ」行きのバスがないという事が発覚。。。ガーン、ショック。。。
仕方なしに、中継地点(ウオルディア)まで行き、そこでもう1泊することになった。
なら、ゆっくりホテルで寝とけば良かった~って後悔しながら。。。


不思議なことに、現地人の移動手段は大方がローカルバスであるにも関わらず、現地人は超バスに弱い。エチオピア人のこの点もよく理解出来ない点だ。バスの中では、バスに酔った人々が、次から次へと吐いている。バスには乗車している勘定係は、お金を集金する仕事と、酔った人へのビニール袋配りもメインの仕事になっているとも言える(笑)。
エチオピア人は、その空気が悪く悪臭が充満している状況の中でさえ、窓を開けるのを嫌うので、窓も開けれない状況。道は超デコボコ。ちょうど後輪の辺りに座っていた私達のお尻は信じられないくらい宙に浮き、何度も叩きつけられる。それが結構長い間続き、お尻には打撲したような痛みが走る。そんな悲惨な状況の中、出発後3日目にようやく目的地「ラリベラ」に到着した。

ラリベラは、エチオピアにある8つの世界遺産のひとつで、とても歴史的にも古く有名な岩窟教会がある。これが、一枚岩をくり貫いて作られているかの有名なすごい遺跡だ。
 
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その日は偶然にもラリベラにチェコの大統領が来エチしていた為、人数制限があった為か見学者は少なかったよう。この旅初のツキであった。こっそりと何枚も見たことも知りさえもしないチェコの大統領の写真を隠し取りし、ガイドの案内のもとに3時間でラリベラに11ある全ての岩窟教会の見学を終えた。確かにうわさ通り、見ごたえがあり、歴史を感じる趣に惹きつけられ、ガイドの案内を聞き逃しながらも写真を撮り続けた。


翌朝、標高3200mほどの所にある山頂の教会まで景色を楽しみながら歩いた。空気が新鮮でおいしい。景色も神秘的である。
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その整備もされていない山道をロバと馬の間の動物「ラバ(ミュール)」が観光客を乗せ、登頂していくシーンを目にしながらも、お金節約とその方が危なそう・・・という感覚の中、私達は徒歩を選択し、往復約3時間半ほど歩いた。
どこに行っても、物乞いの人がいる。そして着いて来る。彼らの身の上話を聞いた後は、最終的にはお金を要求されるというオチの中、無事「ラリベラ」をその日の午後出発し、次の目的地「マイチョウ」同期の赴任地へ向かった。
またもや期待?を裏切らず、その日「マイチョウ」へ行くバスはなく、また中継地点で宿泊することになる。しかも、その知る日とぞ知るといった小さな町で、次の日にサッカー大会がある(おそらくあの小さな町では大イベントであるはず)為、どこのホテルも1室でさえ空きがなく、ホテルを確保するのにかなり苦労した。
エチオピアの子供達は、外国人を見つけると、何かをしてお金をもらおうとする習性がある為、知らない町でも探しもので苦労することはない。言葉が通じさえすれば大丈夫だ。
ただ、苦労するのは、歩いているうちに、近所の暇な子供達がどんどん増え、暇な大人達も現れ、大勢の人数に囲まれ、いったい何事だという雰囲気の状況に陥ることから逃げられないということだろう(笑)。
              
               
翌朝は、無事に友達の赴任先「マイチョウ」に到着し、1泊し、次は更に北部の大きな町「メケレ」に向かう。最後にメケレのシニア隊員の豪邸に2泊させてもらい、最後はきれいなお家で、NHKのテレビが見れ、日本食を食べさせてもらえ、お湯のシャワーの出る家でゆっくりとした2日間を過ごし、帰りは飛行機で約1時間半のフライトで無事アジスへ戻ってきた。
旅行は色々なことが体感でき、楽しい。が、帰宅翌日、疲れて熱が出た。

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      北部のみの果物 サボテンの実(ベレス)とっても美味しい
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by tinasterin | 2007-09-14 01:09 | Trip