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ティナステリン


Even small things make me happy!
by tinasterin
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騙された・・・。

 オーダーしていいた竹刀、出来そうにありません。。。というか、情けないことに騙されたようだ。「本当に悔しい!」英語が話せた彼に安心をしすぎてしまったのか、少し気持ちが浮かれていたのか・・・、どっちにしても騙されたという事実には変わりないようだ。こちらから電話をかけても、頼んでいた彼には連絡が取れず、彼の友達らしき奴らとしか話が出来ない。。。それも奴らは電話で何を言っているのか、よく分からない。。。
しかも、何故か毎回、約束した場所には来ず、その晩にTELがあり、「どこに住んでいるんだ?」って「今なら仕事が終わったので、家に持っていく・・・」って言う。もちろん私もバカじゃないから、そんなことはさせないし、家も教えない。次にお昼に会う約束しても、また来ない・・・と言った繰り返し。。。一応気持ちが悪いので、職場の上司にも相談した。「No problem. Take it easy!」とだけ言われたが、特に何をしてくれるわけでもない。

 騙された事実は、とても悔しいけれど、これ以上彼らと連絡を取り合うのも嫌だし、気持ちが悪いので、もうあきらめることにした。被害は、「たかが、竹刀1本とお気に入りの竹刀袋だけ・・・」と自分に何度も言い聞かせながら。彼らがこの竹刀でどのようなメリットがあったのか?は未だに謎?だが、外国人からお金を巻き上げようと「英語」と「親切」を武器にしてやってくる人も多い。。。こっちは、おかげでまたまた人間不信。。。エチオピア人は、よい人も確かに多いが、中にはそれを利用して何かを企んでいる人もいる。 どうやって判断したらいいの?? 
 
 どの国にも、ましてや日本にも変な奴はたくさんいるし、騙される事もある。異国では、もっと分かりづらい。。。 誰とでもすぐにフレンドリーに話してしまうことは、自分の長所でもあり短所でもある。「異国では色んな面で誤解が生じやすいので、気をつけないといけない」って最近の慣れつつある生活では少し忘れがちだったかな・・・ 私にとってはとてもショックな出来事だった。
 ひとりは楽だけど、こういう時に、ひとりだととっても不安で寂しい・・・ものです。これからは、もっと愛想悪く、できるだけ人を疑って生活してみます。。。
# by tinasterin | 2006-09-18 21:35 | Daily

水が・・・。

 家の水が出なくなってから、早1週間。工事の人も全然つかまらないらしい・・・。マジかよ~。。
家の大家さんは、1ヶ月程、出張でドイツに行ってしまったので、家の工事もストップしてしまったし、こりゃ~、全てが予想以上に時間がかかりそうだ。ここは、エチオピア、仕方がないか。。。
 新年早々というのに、大学は現役教師の為の短期セミナー中の為、新年2日目からもう普通に授業・・・。本当にエチオピアという国は全くもってよく分からん。。。昨日は、職場でバスケと空手の授業を受け、バスケの時間、初めてこのクラスはゲームをした。こっちに来て、2ヶ月が過ぎ、最近は、体も随分と慣れてきていているから大丈夫だろう・・・と思いゲームにも参加した。外での授業の為、すごい紫外線を浴びながらの運動。初心者集団といっても、みんなアフリカ人。さすがに運動能力、心肺能力が高いし、女性は私ひとり。ゲームの休憩ごとに心臓がバックンバックン、痛みも感じる。ちょっとやばいかな?と感じながらも、ノリノリのチームメイトには言えず、続けた。次の時間は、私のはまっている「セルフディフェンス=空手」。参加しないわけにも行かず、参加する。途中で気分が悪くなってきているのを感じ、休みにいった。赴任時、間もないころ、軽くランニングをした後、水分を十分に取らなかった後、「高山病」らしきにものにかかった時と同じような症状を感じている。帰りはふらふら。ミニバスで吐きそうになりながらも、ひとりでなんとか無事に家にたどり着いた。
 家の門の鍵を開けてくれたお手伝いさんが、私の様子がおかしい事にすぐに気づき、助けてくれた。大量の水とバファリンが必要なことを知っている私は、彼女に助けてもらいながら、それを飲んで寝た。心配したお手伝いさんが、途中でのぞきにきてくれて、またインジェラとワット(肉入りシチュー)を持ってきてくれた。「今日はいらない・・・」って何度も言ったが、「少しだけ、少しだけ」って彼女も引き下がらない。「しんどい時にインジェラはいらんよ・・・」って思いながらも、彼女の優しさに打たれ、少し食べて、またひたすら寝た。何時間後かに彼女が来て、今度は温かい紅茶を持ってきてくれた。本当に有り難かった。やっぱりお手伝いさんを雇っていてよかった~って強く思った。言葉は通じなくても、お手伝いさんと私の間にはきちんと思いが伝わっていると感じた、苦しいながらも嬉しい瞬間だった。

 それにしても、私の体はまだバスケットのような激しい運動は、危険のようだ・・・。これから、こちらの季節は夏で、雨が一切降らない季節がくるのに・・・、いったい大丈夫なのだろうか?2400mの高山地はやはり手ごわすぎる。。。
# by tinasterin | 2006-09-18 21:24 | Daily

エチオピアの新年。

エチオピアの新年が明けました。ピンと来ないが、Happy new year! 
職場の上司でとてもお世話になっている人のお宅に御呼ばれした。学校がお休みである3人の子供達は、毎日誰かが入れ替わり立ち代り、職場に遊びに来ていたので、私達はすっかり仲良し。子供達は17歳、15歳、6歳で全員女の子。一緒に歩いていると、職場であう学生達に、私の事を「友達?」って聞かれ、15歳の彼女は、「うん、友達に国も年齢も関係ないものね!」って自然に答えていた。彼女は本当に私の事を心から友達として思ってくれているようだ。15歳と思えないほど、しっかりしている彼女からも学ぶことが多い。職場でもそんな彼女が毎日、私にアムハラ語や色々とエチオピアの事情などを教えてくれている。厳しく育てられている為、3人ともとても気立てが良い。
 彼女達が提案してくれたようで、新年1日のお祝いの日に、厚かましくもお家に招待してもらえ、お母さんがエチオピアの伝統的な料理でもてなしてくれた。インジェラとダボ(手作りのパン)、ドロワット(鶏のシチュー)とカバブ(羊の丸焼きで小さくカットされたもの)、飲み物はタッジ(蜂蜜のお酒)とワイン、もちろんコーヒーセレモニーも。
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ドロワット、チーズ、カバブ(羊) Ethiopia’s new year food
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手作りのパン the Ethiopian bread called "dabo"

おみやげに持っていたシャボン玉と剣玉で遊び、子供の時によく遊んだ懐かしい手遊び(アルプス一万尺やみかんの花)を教えたりして近所の子供達も一緒に外で遊び、かなり盛り上がった。エチオピアにも同じような遊びがたくさんあった。エチオピアのダンスを教えてもらった後、「日本のダンスを教えて!」と言われ、「日本の踊りってなんやろう??」って考えてしまった。とっさに踊ったのは盆踊りのような手つきの訳のわからん踊り・・・。日本人一人だったから、その場は乗り切ったけど、誰かがいたら、確実に突っ込まれているだろう・・・(笑)。外国からのダンスは色々あっても、日本のダンス?と言われ頭が真っ白になった自分が情けなかった。。。

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しゃぼん玉で遊ぶ子供達 The children who are playing the thing called "shabon dama"

「外国からの輸入物ばかりを学んで、日本人として日本のものをきちんと伝えられない人は真の国際人とは言えない」と藤原正彦が「祖国とは国語」や「国家の品格」で書いていた事をふと思い出した。。。

私が持参した焼き飯おにぎりは、人気がなかったようで最後まで残っていた・・・。海苔も添えたけど、海苔も口に合わないようだった。剣玉は、私が一回も出来なかった・・・これまたショック。。。今度は昔よく遊んだコマを持っていこう。日本から送ってもらわないと!
# by tinasterin | 2006-09-13 22:37 | Daily

エチオピアの大晦日。

 エチオピアは、毎月30日までの暦しかなく、1年は13ヶ月ある。最終の13ヶ月目は実質5日しかないのだが、31日に当たる分をこのように埋めている。今日は、この13ヶ月5日にあたる日、8月30日(ヨーロピアン暦では、9月10日)で、大晦日。
外に出ると、ここ最近、路上では羊の売買がさかんに行われている。所々にいる4本の足を紐で結ばれ、歩道に寝かされている羊達を、踏まないように歩行している自分がいる。こんな自分の行動がまたまた笑ける・・・。売買の成立した羊達は、バスに載せられる。普通に私がいつも利用している乗り合いバスに一緒に載せられている時もよくある・・。それを仲間の羊達が、悲しい目で見ている。。。道歩く人が、逆さずりにした鶏の足を紐で結び、普通に運んでいる光景もよく見る。ここでは、この光景が、年末の当たり前の光景。自分の運命を知っている羊達は、悲しそうな目で最後の抵抗をしている。羊は新年のお祝いの食料として裁かれるのだ。悲しい・・・けれど、仕方ない現実。でも、この集団の羊売買を普通にメイン道路の横でやっているのが不思議で、悲しいのに、またまた笑ってしまう。
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大晦日の羊の売買 The sheep which will be sold on new year's eve.
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紐で結ばれる羊 The sheep which is tied by a string
 9月11日は、アメリカのNYでテロ攻撃があった世界最悪の日。一方エチオピアでは、新年の祝いの日。本当にinterestingだ。 これって偶然なのかな~?
エチオピアは、イスラム教とキリスト教がうまく共存できている珍しい国。知れば知るほど、不思議な国だ。明日でエチオピアは、ようやく1999年になる。ヨーロピアン暦から8年も遅れているこの理由は、エチオピアの人々は、キリストが生まれた事実をその8年後に知ったかららしい・・・。8年後って・・・。事実を知ってから、他の国にあわせるのではなく、その時から西暦を数え始めるエチオピアという不思議な国を、ある意味尊敬する。来年はミレニアムの年です!
この国にも、カウントダウンはあり、夜の12時に予想以上にきれいな花火が家の前の道から見れた。 「まずはこの一年、ここで頑張ろう!」って思った。
# by tinasterin | 2006-09-12 17:24 | Daily

お手伝いさん。

メイドの女の子は15歳。大家さんの家の全ての事と、今月からは私の家のこともしてくれている子。私の家に、毎日来てくれて、お部屋の掃除、週に1度の手洗いの洗濯をしてくれている。一人で住んでいる私は、自分で自分の事が出来ない事もないのだが、エチオピアでは普通のこの環境に私も甘えている。毎日、呼べばいつでも来てくれるし、アムハラ語しか離せない彼女とはまだ全然会話が出来ないけれど、いつも何かと話しかけれる彼女がいると、一人ではない気がして安心するものだ。それに、彼女にとっても給料が増えるので、嬉しいことなのだと思う(私の憶測。。。) 毎日ひとつの事を頼むのに、「ここまで、通じないか?」というレベルで、お互い、いつも笑っているだけ・・・で終わることが多くて、情けない。。。
 そんな彼女と話せるようになることが、私のアムハラ語の勉強の目標になりそうだ。ただ、最近知ったが、彼女は、エチオピアの他の民族出身で、字も読めないし、カタコトのアムハラ語しか話せないし、分からないらしい。。。まあ、私にはそんな事はあまり関係ないのだが、たまに自分のアムハラ語が、大家さんFamilyには通じても、彼女には通じない事があった意味がようやく分かった。
 すごく疲れて帰ってきた今日、彼女に「疲れた・・・」ってジェスチャーで伝えたら分かってくれたようだ。晩御飯の支度に、台所で料理をしていると、ふと彼女が現れ、「インジェラ」を持ってきてくれた。「私の分・・・」だと言っている。すごく嬉しかった。しかも、彼女のインジェラは格別に美味しいのだ。私が疲れているのがちゃんと分かり、作って持ってきてくれたのだ。私も今日の晩御飯の「おじやの味噌味」を少しあげたら、すごく嬉しそうに喜んでいた。彼女が台所でこっそり食べている姿を見て、「彼女、大家さんFamilyにばれたら怒られるのかな~」って心配に思った。。。
 週に一日も休みがなく、朝から晩まで、大家さんFamilyにこき使われている(言い方がよくないかも・・・)彼女は、毎日早朝から元気に明るく頑張っています。たかが、15歳の彼女に、私はいつも励まされている。ちなみに、隣の家の門番さんは、一日風邪を引いて休んだだけで、解雇されちゃいました。本当に身分の格差が大きい社会です。道端にはストリートチルドレンがたくさんいます。大学の先生でさえ、毎日副業のアルバイトに勤しんでいます。。。中には、土曜、日曜日でさえ、働いている先生もいます。でも、皆いつも本当に優しく接してくれています。エチオピア人は、真面目で優しく地味で単純で人懐っこく、エチオピアが大好きな人が多いようです。道端ではき捨てるように声をかけられ、嫌な気分にさせられる事が毎日あるのに、何故か憎めないエチオピア人。一つ嫌なことがあっても、2つは良い事が必ずあって全てが帳消し。
ほんとに、不思議な国です。

お手伝いさん。_f0051190_19564494.jpg




お手伝いさん。The helper in my house
# by tinasterin | 2006-09-06 19:58 | Daily